古い空き家だった家を購入したため、昔住んでいた人が手入れしていた庭も、そのままだったわが家。
ツゲやフジ、ヤマブキ、カシワ、木瓜などなど、様々な木が植わっています。中でも大きな梅の木は、見事。春一番に良い香りとともに満開になります。
庭や自然、畑の作物をいただいて作る簡単な加工品づくりも、田舎ならではの楽しみの一つです。ですが、案外手間なのも確か。
日々の暮らしに追われていると、思うように暮らしを楽しむ余裕がある日ばかりではないのは、田舎も都会も同じです。
それでも、たわわに実った大きな梅がもったいなく…。
冷凍梅と炊飯器で簡単な梅の甘露煮
色よく完熟した梅の実ですが、ちょうどのタイミングで加工出来るとは限らないので、冷凍しておきます。
消毒もなんにもしていないので、キレイな梅は少ないですが、1つが大きいので結構なボリューム感。
ヘタの部分は竹串などでそっと取り除いておきます。さっと水洗いしてあく抜きと虫の追い出しのため、1時間ほど水につけ、乾かしてから冷凍庫へ。
この冷凍梅さえあれば、あとは炊飯器で約8時間。放置している間にできあがります。
■分量
・梅
・砂糖(梅の半分の重さ)
※砂糖は普通のものでもOK。氷砂糖を使うとより本格的。
■作り方
2.梅、砂糖の順で炊飯器に入れる。
3.保温モードを選択して、8時間放置する。
4.完成!
ついでにズボラ梅ジュース
このレシピの良いところは、ついでに大量の梅シロップが出来ること。水や炭酸で割って、梅ジュースとしていただきます。
というか、シロップの方が本命かもしれません。
毎年、普通の作り方で梅シロップを作っていたのですが、残る梅の実を使うのに手こずっていました。
この作り方なら、梅シロップとともに梅が甘露煮になるのでとても便利。
甘露煮の方は、さっぱりしていてプレザーブドに近い感じに仕上がります。シロップも普通の作り方よりもフルーティです。
シロップはそのままかき氷シロップとしても◎。甘露煮をのせれば、ちょっと大人な「梅かき氷」が楽しめます。
庭に実のなる木がある幸せ
子どものころ、名古屋市の中心部で育ったため、土のある暮らしに憧れていました。
こうやって、庭に実がなる木があるなんて、当時の私には夢のまた夢でした。
梅に限らず、これからもいろいろ増やしたいな、と思います。