
昨年末、母から柚子がたんまり届いたので、柚子の蒸留をしました。
柚子は、きたのあずみのではちょっと育たないかなぁと思いますけど、一度育ててみたい果実でもあります。
北の安曇野では路地では育ちませんね
写真は2つですけど、それは撮り忘れたからで(笑)本当は10個ぐらいありました。
なぜ柚子が届いたのかというと、それは昨年蒸留したユズウォーターと柚子の種ローションを混ぜてハンドローションとして使った母が、いたく気に入ったからです。
「また作って」とオーダー込みで届いたのです。
なのでやらないわけにいかない。
早速作業開始。
煮出し蒸留をチョイス
昨年は手探りだったので二つ割りで水蒸気蒸留でやってしまったのですが、今年はきちんと習ってきて、外側の皮のみ使い、煮出し蒸留で行いました。
花びらや果実など、水蒸気でペチャっとなってしまい蒸気がうまく回らないような物の場合は、煮出しが良いのだそうです。
数が沢山あると剥くのが大変(汗
でも、種と皮、果汁、全部使い切ることが出来ました。
これだけの蒸留はひと仕事でした 数ミリ上に浮いている乳白色部分が精油です
なんと!少量ですが精油も採れました。
【柚子の種ローションの作り方】
作り方はただただ毎日振り続け、1〜2週間してとろみが出てきたら漉すだけです。
種とウォッカ量のバランスはちょうど写真ぐらいの感じでOKかと思います。
焼酎で作る方もいるようですね。ホワイトリカーでも大丈夫そう。
気持ちよく使えて食べ物なので料理中でも気にせず使えると、母が大絶賛したのですが、これ自体には香りがないので、柚子のフローラルウォーター(芳香蒸留水)と混ぜて使うことを提案してみたら、これまた好評でした。
母は出来上がった蒸留水と、漬け込んだ柚子の種を2つずつ持ち帰りました。
柚子の香りは冬の憂鬱な気持ちを吹き飛ばして元気になる香り!
蒸留してこんなに精油が取れたのは初めてです。
柚子の香りはリモネンやαーピネンなどの香り成分が主で、自家製精油は思ったよりも甘みのある香り。
ゆず湯に使うように、血行を促進し、風邪を寄せ付けない元気の元になるようなフレッシュな香りがしました。ほんと、良い香り。
精油には光毒性・刺激性があるので、使い道は限られますが、大事に使っていきたいです。
芳香蒸留水のほうは、どうしようかな。
別の柚子でドライレモンピールの柚子版も。
柚子は本当に捨てるところがないですね
これは、溜めておいて蒸留に使うことも出来るし、ハーブティの香り付けに使うことも出来そうです。
今年こそはフードドライヤー、買うゾ。
桃栗3年…柚子のおバカは?
桃栗3年柿8年と言う言葉、知っていますか?
キッチンから出る種の芽だしが趣味のKazenoyaですが、柚子だけはチャレンジしようと思えない理由がここにあります。なんせ、柚子のお馬鹿は18年。実生から育てていたらいつ収穫出来るのやら。
でも柚子も育ててみたい。
なので苗を買ってこようかな?と思案中です。
1月のきたのあずみのは、雪だらけ。
今年は特に雪だらけ。
土いじりまでまだまだ待ち時間。
花の時期が待ち遠しいです。