秋の足音を聞く頃にになると、毎年近所の大型スーパーで「淡水魚の日」があります。
地元の魚の美味しさを知ってもらおうと、地元漁協さんの共同体「大町市漁業協同組合連絡協議会」が行っています。
スーパーでレアな淡水魚が買えるなんて、信州ならでは。一度食べてみないと。
ちなみにお店は「ザ・ビッグ信濃大町店」です。
買ってみました!
ということで、早速買ってみました。
どの魚も100〜200円の廉価販売。毎年、買おう買おうと思いつつ、イベントの多い秋ということもあって、なかなか機会に恵まれませんでした。
今年こそは!と息巻いて購入。庭で炭をおこして炭焼きに。
【シナノユキマス(信濃雪鱒)】
元々は外国から輸入された魚のようです。なかなか定着せず、最初に採卵などに成功したのが長野県なのだそう。県内数カ所でしか釣る事が出来ず、釣り人さんたちの間では、ちょっとしたレアフィッシュです。
刺身などにして食べる事もある大型の魚で、買ったものも、40cm近い大きさでした。味は淡白。魚らしい風味があって、小骨も少なく、フライなど調理の幅も広そう。今回買った中では、鱗が一番大きい。
【木崎マス(木崎鱒)】
木崎湖にしかいない固有種です。
写真ではちょっと見にくいですが、ヤマメのような小判型の模様がありました。パーマークというそうですね。サケ科の魚は稚魚のうちだけある模様のようですが、買ってきた木崎マスはけっこうな大きさだったので、稚魚ではないと思ったのですが…
味的にはこれが一番好みでした!さらに卵入り。
【ヒメマス(姫鱒)】
ニジマスはよく「魚つかみ」のイベントなどで手に入るので食べたことがあったのですが、ヒメマスは初めて。
「味は…なんだか、食べたことがある風味」っと思ったら、ベニザケの陸封型だそうです。言われてみると、マスやサケを上品にした感じ。
【アユ(鮎)】
地元のお祭りの日にあてて、この淡水魚の日が開かれるからか、鮎狙いの地元客の多いこと。ことしはあきらめました〜!
【イワナ(岩魚)】
こちらも「魚つかみ」で手に入る(笑)、一般的な川魚。このあたりでは、観光地などで塩焼きにして売られているのを見ることも多いです。
上記までのマスと違って小ぶりで身もやわらか。魚つかみで持ち帰ることが多いため、調理的にもなじんだ魚。目立った鱗もないため、取る必要もありません。
【ヤマメ(山女)】
ほぼイワナと同じ風味なの?と思いきや、家族一同「こっちのがうまい!!」食べ比べて初めて分かった「ヤマメのうまさ」。わが家の好みは断然ヤマメということが判明しました。
魚つかみでもヤマメがあればいいのに(笑)。
大町の漁業組合って?
北安中部・木崎湖・青木湖の3つの漁業組合があります。
普通に生活していると、あまり接点はないのですが、漁業権などを購入できたり、大きな釣り大会を開いていたり、ブルーギルを釣って持って行くと買い取ってくれたり、釣り堀を営業していたりします。
釣り堀はさすがの地元漁協、買い取り金額が破格なので、家族で行くこともあります。