
4月、息子が学校から〝ヨモギ〟を持って帰ってきました。
何かの話のついでに、「学校のなら犬の散歩も排気ガスもないし、一番安全だよね」と言ったら、早速の手土産だったのですが、せっかく息子が採ってきてくれたのだから…と、久しぶりに白玉粉を使ってヨモギ団子作りをしたら、そこからなんだかヨモギづいています(笑。
正月の残りの切り餅でよもぎ餅作り。
餅の加熱不足でちょっといびつでしたが、草の香りがふんわり。
よもぎの天ぷらも。
春の香りに包まれて、とても幸せな気持ち。
そういえばよもぎもハーブ?と思い、少し調べてみました。
学名にギリシアの女神の名を持つハーブ
アルテミシア(Artemisia)が学名だそうで、ギリシア神話の女神アルテミスからきているようです。
ヨモギ(蓬、学名:Artemisia indica Willd. var. maximowiczii [syn.Artemisia princeps Pamp] [1][2])は、キク科の多年草。日当たりのよい原野や道端などに集団を作って生えて、高さは1メートル前後になり、初秋に地味な花をつけて、風媒花のため多量の花粉を飛ばす。春の地表に生えた若芽は食用になり、餅に入れられることから、別名モチグサ(餅草)とも呼ばれる。灸のもぐさ、漢方薬の原料になるなど利用価値がある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヨモギ
英語だとMugwort。マグワート(オウシュウヨモギ・ニガヨモギ)で調べてみると、よもぎもまた沢山の種類がありそうです。
ちなみに日本では、カズザキヨモギとオオヨモギが主な種類ですね。
韓国の汗蒸幕(ハンジュンマク)など、女性に有用なハーブのイメージがあります。
日本のもぐさ、漢方の艾葉(がいよう)、マグワートは古くから女性や出産にまつわるハーブとして使われるなど、よもぎは世界中で使われている、効能豊かな植物なのだなと思います。
よもぎの食用!アロマ効果は?ヨモギの効能・栄養価
ヨモギは「和製ハーブ」だとか、「ハーブの女王」だとか言われます。
和製のほうはカズザキヨモギ、女王のほうはオウシュウヨモギなんでしょうか?
厳密には種類やなにか、いろいろな違いがありそうですけど。
豊富に含まれている栄養素は、脂溶性ビタミンの1種のビタミンKで、香り成分の主はシネオール。
香りの主成分はシネオールによるもので[23]、ツヨン、β-カリオフィレン、ボルネオール、カンファー、脂肪油のパルミチン酸、オレイン酸、リノール酸、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2などを含む。ヨモギの葉と有毒植物であるトリカブトの葉は、形状がよく似ているので、誤食しないよう、野生の物を採取する際には、注意が必要である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヨモギ
トリカブトとの誤食事故が要注意とのこと。
ヨモギは香りが独特なので、香りで間違うことはなさそうですが、注意することにこしたことはないですね。
精油はなんと!青色になるという報告がネット上に散見されました。
大量にとれるものではなさそうなので、わが家のホームユースなちびっこ蒸留器では、きっとお目にはかかれませんが、夢が膨らみますね。
また、よもぎの香りに含まれるβーカリオフィレンという成分には、痛みを抑えたり、免疫系を落ち着かせる作用もあるのだとか。なんだかお肌によさそうです。
アロマでメジャーなものではないからか、あまり情報がないのですが、まぁ、気軽にホーム蒸留してパシャパシャ使うだけなら、おおざっぱでOKということで(笑)。
どこにでもある〝雑草〟と思いきや…
ヨモギって、どこにでも生えてる、なかなか手強い雑草…というイメージ(スミマセン汗)なんですけど。
なぜかKazenoyaの庭には、1本もありません。
近くの空き地にはあるのですが、なぜだか家にまで来ない。
空き地のヨモギって、ちょっと抵抗があるので、こっそり小さな根っこだけをもらってきてみました。
5月24日近所の空き地にて。ここのはちょっと食べる気にはなれないかなぁ
庭の隅に埋めておく。
おじいちゃんが掘り起こさないことを願って(笑)。
うまく根付いてくれたら…ともくろんでおります(笑。
お茶にお風呂に…使い方いろいろ。
5月に入って近所のよもぎは、かなり大きく育ってきました。
もう少し季節が進んでさらに大きく育った物は、乾かしてお茶としても利用できるようですね。
もし、家にヨモギが根付いたら(捕らぬたぬきのなんとやら(笑)、いろいろ使えそうです。
こうやってザルに乗せてほんのり乾燥させておいくと、少しの間なら大丈夫。
ヨモギ茶には、デトックスの作用があるようですし、ヨモギのお風呂は古くから〝邪気を払う〟薬草湯として親しまれているアロマハーブバスですよね。
チンキはお肌に良さそうですね。
県内のおばあちゃん家にGWに行ったとき、ひとつかみのヨモギをいただいてきました。
おばあちゃん家も高地なのでまだ新芽状態で小さいものでしたが、少し乾燥させてさっそく蒸留チャレンジ。
〝ザ・よもぎ〟の香りというよりは、甘酸っぱい中にあの、ヨモギらしい香りが隠れているような、やさしいフローラルウォーター(ハーブウォーター・ハイドロゾル・芳香蒸留水)になりました。
身近な雑草とも言えるよもぎ、これから使い道を模索してみようと思います。