
いつも春休み頃に咲くと信じていたわが家の水仙ですが…。
前回の記事で水仙についていろいろ調べていく中で、種類がたくさんあることに気がつきました。
うちの庭で春休みに咲くのは「ラッパスイセン」。
この、前回の記事の文末で「増やしたい」と書いていた「クチベニスイセン」(ナルシス)は、もう少し遅れて咲く品種のようです。
そしてなんと!咲きました(笑。
さらには一番香り豊かだとされる「ジョンキル」(キズイセン)の姿もチラホラ。



ナルシスとジョンキルは、精油を取る代表的なスイセンの種類なのだそうです。
もちろん販売されている精油は、蒸留法ではなく、アブソリュート(溶媒抽出法)ですけどね。
室温で植物の香りを溶媒に移し抽出(溶媒抽出法、または昔ながらのアンフルラージュ法)した香料で、高温の水蒸気蒸留で抽出する精油と区別される[1]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/アブソリュート_(香料)
その、希少な精油の原材料となるキズイセンとクチベニスイセンが、花数は少ないですが、わが家にもきっちり植わっていたとは!!
嬉しい限りです。
しかし…今まで何種類もが咲いていたことに気がついてないなんて(笑。
ここに住んで5年になろうというのに、ホントにいい加減なものです。
そして、前回のラッパスイセンのほうの芳香蒸留水(ハイドロゾル・ハーブウォーター・フローラルウォーター)も、数日置くことで香りが落ち着いてきています。
香料植物を材料として、熱水蒸留法(水蒸留法、ハイドロ式)、水蒸気蒸留、水拡散法[4]、低温真空蒸留法[5]など水蒸気を利用して精油を抽出する際に、水溶性の芳香成分を含む水(芳香蒸留水)が副産物として生じるが、これがハイドロゾルと呼ばれる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ハイドロゾル
満を期して!?芳香蒸留でフローラルウォーター作りにチャレンジ!

ということで、クチベニスイセンとジョンキルを混合で、煮出し蒸留にチャレンジすることにしました。
まだ、というのか、多分手入れが行き届いていない(植えっぱなし(笑)ことで、花数が少ないのです。
ジョンキル(キズイセン)の方は、3〜5輪ほどしか咲いていません。
でも、良い香り…というのか、ほぼ香水のような香り。苦手な人は苦手かも。
クチベニスイセンのほうのが、優しい香りです。
「スイセンで蒸留を!」と思い立ったのはいいけれど、紆余曲折しましたね(笑。
やはり…繊細な香りは蒸留法では出にくいようで
出来上がった香りは、甘酸っぱいような、やさしい香りでした。
遠くでやはり、青臭さが香ります(笑。
ラッパ水仙の時と同じように、置くと落ち着くかもしれませんけどね。
蒸留法で繊細な香りを取る場合、「減圧蒸留」という方法があります。
kazenoyaは減圧器付きのものを持っていないので、出来ません。
ゆくゆくは、減圧蒸留の装置も欲しいところですね。
ただ…スイセンの香りは香水のように香りを楽しむもののようなので、好きな香りになれば、スイセンの精油と同じ香りじゃなくてもいいのかも、とも思いました。
甘くてリラックス出来る香り…ルームフレグランスにいいかも
ナルシスの精油の効能を見ると、抗うつ効果なども書かれていて、甘くてリラックス出来る香りのようです。
ほんの少しだけブレンドして、ルームフレグランスなどで使うのがいいのかもしれません。
また、アロマリードフレグランス作りなども、書いていけたらいいなと思います。