スイセンは毒!だけど…精油は実は高級品らしい!?

本格的にハーブを勉強しよう!と思い立ったのが冬。

やっと使えそうな花が庭に咲きました。スイセン(水仙)です。

フローラルウォーター(ハーブウォーターとか、ハイドロゾル、芳香蒸留水とも呼ばれます)を作るための植物が咲くのを、今か今かと待ちわびていたのです。




(去年の今頃蒸留器を買いました)


香料植物を材料として、熱水蒸留法(水蒸留法、ハイドロ式)、水蒸気蒸留、水拡散法[4]、低温真空蒸留法[5]など水蒸気を利用して精油を抽出する際に、水溶性芳香成分を含む水(芳香蒸留水)が副産物として生じるが、これがハイドロゾルと呼ばれる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ハイドロゾル

うちの水仙は、毎年春休み頃に咲くんです。

山菜の季節には誤食のニュースが伝えられることも多い有毒植物なので、また利用は無理かな?と思っていたのですが、調べてみたら精油(エッセンシャルオイル)はけっこう高級品のようです。

「そうなんだ!じゃあフローラルウォーターもいけるんじゃ?」と、浅はかな考えを持ちました(笑。

有毒成分は鱗茎に多い

鱗茎とは、いわゆる球根です。

水仙は根っこの部分に毒成分が多いということ。


全草が有毒で、鱗茎に特に毒成分が多い。スイセンの致死量マウスで10.7g/kgである。食中毒症状と接触性皮膚炎症状を起こす。中毒は初期に強い嘔吐があり摂取物の大半が吐き出されるため症状が重篤に到ることは稀であるが、鱗茎を浅葱(あさつき)と間違えて食べ死亡した例がある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/スイセン属

ちなみにWikipediaによると、スイセンの毒はアルカロイド類で、リコリン、ガランタミン、タゼチン、シュウ酸カルシウムなど。

ガランタミンは軽度な記憶障害の薬としても使われている成分なんですって。

もちろん勝手な利用は御法度ですが、この、ひとつの草なのに時に毒だったり薬だったりするところが、ハーブの魅力のひとつだなぁとも思います。

精油の芳香成分はジャスミン・サクラなどにも含まれる…アレ。

芳香成分の方はというと、酢酸ベンジル(ジャスミンなど)やベンズアルデヒド(サクラなど)、リナロール(すずらんなど)などが含まれ、甘くリラックス出来る香りのようです。

なんだか良さそう!とワクワクしながら花数が揃うのを待ち…

2021.3.30 やっと蒸留することにしました。

使ったのは2色のラッバスイセン(カップ咲き・タイハイスイセンとも)。

全部で約80gありました。

水約700mlで「煮出し蒸留」をチョイス。

先日オンラインで受けた蒸留の講座で「花類の蒸留はペチャとなってしまい蒸気の通り道がなくなってしまうので、煮出し蒸留がよい」と、教えてもらっていたのです。

しばらく蒸留していると、フローラルウォーター(芳香蒸留水・ハイドロゾル)が溜まり始めました。

待ちきれずに香ってみると…「あ、青臭い!」(笑。こりゃダメだ…。

スイセンの繊細な香りはどうやったら採れるの?

実は、水仙の精油はアブソリュート(Abs.)。溶剤抽出です。

そもそも、蒸留法による抽出じゃないのです。なのでフローラルウォーターは作られません。

じゃあ、スイセンの芳香蒸留は例がないの?と調べると、個人の趣味程度のものならいくつも見つかりました。

が、減圧しながら沸点を下げて行う方法が取られることが多いようです。

Kazenoyaは減圧装置のないものを購入したのです。

低温で沸騰させられたら、もっと良い香りになっていたのかな?と思います。

そして、またまた調べてみると、精油の原材料としては「ジョンキル」「クチベニスイセン」などの品種が、多いよう。わが家のスイセンはラッパ水仙(タイハイスイセン)。

そもそもの原材料が違う!?というオチなのか(笑

スイセン(水仙)の蒸留は大失敗!?だったのか

一夜明けて、恐る恐る(笑)もう一度香りを嗅いでみると…

あら?青臭さは残るものの、かなり丸くなった印象。

これならブレンドなどで使えそう。

フローラルウォーター(芳香蒸留水・ハイドロゾル)は、採りたての時の香りと、本来の香りが違うものが時折あります。

香りが落ち着くとまた、違った雰囲気になるのかも。

しばらく気長に待ってみることにします。

あと…日本水仙とか、クチベニスイセンとかの品種も、少しずつ増やしていけたらな、と思います。

※追記 後日クチベニスイセンとジョンキルをしたときの様子は、別記事で。

よろしければこちらも読んでみてくださいね。




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